線路が見える家に引っ越す
題名の通り、引っ越すことになりました。
神奈川県の真ん中、戦闘機が頭上を飛び交う町。
坂の途中に建っている築20年のそこそこ小綺麗なマンションで、窓を開けると坂の下に線路、その向こうに山が見える。
すぐ隣は小学校で、ちょっと行くとお墓がある。
同棲です。喧嘩しまくりもう別れるかと思ってから何とか持ち直し、取り敢えず一緒に住んでみる事にした。別れても私一人で住める家賃という保険付き。
思えば大学進学で実家を出て一人暮らしを始めてもう10年近く経つ。あまりにも快適すぎて人と暮らす感覚が思い出せない。大丈夫だろうか。まあ喧嘩はすんだろな。
という近況。
に加えて、実は4月のムック脈拍ツアーファイナル以降一度もライブに行ってない。他バンドも他ジャンルも一切。引っ越して落ち着くまではライブ断ちしようと思いまして。お金かかる趣味だし、「実はライブ行かなくても他の趣味で楽しめるんじゃないか」「一人でポツンとライブに参加するより友達と遊び行く方がいいんじゃないか」とか思って、ちょっと離れてみようかと思ったのです。
いや、しかし無理だね。ライブ行きたくてストレス溜まる。チケット取っちゃったよ、取り敢えず直近で残ってたDEZERTのリキッド。はー楽しみ。
おねえちゃんの話
*この記事はフィクションです(ということにしといてください)
最近仕事が〜とかメンタルが〜とかぐちぐち言ってましたが、実は全悩みの頂点に立つ「おねえちゃん」について触れたことはありませんでした。割とデリケートな話題なので家族以外に一切喋った事がありませんでしたが、匿名だからいいかなと。
私にはふたり、姉がいました。
とはいえ1番上の姉は母親の胎内にいる頃に亡くなってしまったので、私は会ったことはない。妊娠何ヶ月かの時に心臓が止まってしまい、テニスボールくらいの大きさで命を失ってしまったらしい。実はこの話を聞いたのは最近で、大学進学で実家を出た後だった。知り合いが学生結婚からの妊娠をしたという話をした際、いきなり「おねえちゃん」の話をされた。驚いた。のと同時に、こんな秘密を抱えたまま何食わぬ顔で家族をしていた両親にちょっとゾッとして、しょせん他人なんだなぁとしみじみ感じたのを覚えている。
ということで、現在この世にいるのは年の近い「おねえちゃん」一人である。
おねえちゃんは去年30歳を迎え、もうすぐ31になるのだが、実は発達系の障害を抱えていることがつい最近判明した。ニュースとかで頻繁に報道されてるから知ってる人も多いと思うが、アスペルガーとか多動性とかそういうやつだ。確かに昔から「自分の話を延々とする」「人の目を異常に気にする」「ちょっとしたことでヒステリーを起こす」「酷いことを散々言った後ケロッと話しかけてくる」「物忘れが激しい」「ぜんぜん関係ない話を始める」といった傾向はあったが、変わってるね〜の範囲内だった。しかし仕事を始めるとこれらの特性が致命的で、上司に怒られ、周りに疎まれ、職場を転々とすること八年、とうとう病院で「発達系の障害の疑いがある」との診断を下された。
これがつい半年ほど前。この話を聞いた時、私はショックで一週間ほど抜け殻のように仕事をしていた。これは当事者の体験談ではなく、その妹の正直な感想なので、不快に思う人もいるかもしれない。でも正直「えっ?じゃあ私が子供を産んだら遺伝する可能性があるの?」「結婚するとき身内に発達系の障害を持つ人がいるって言ったら、嫌がられるかもしれない」と思った。
そして自分に隠されていた事実を知ってから、おねえちゃんは荒れたというか、ヒステリーが顕著になった気がする。両親はどちらも企業でフルタイム勤務しており、収入が高い。両親がおねえちゃんの家賃やら通院代やら生活費やらを援助することになり、おねえちゃんは通院しつつ簡単なアルバイトをすることになった。こんなに面倒を見てもらってるのに、おねえちゃんは両親に暴言を吐き、ヒステリーを起こす。「障害をもって産んだのはあんたたちでしょ!」おかあさんはストレスでどんどん痩せていく。一方、おとうさんはストレスでどんどん太っていく。
それなのにこの前おねえちゃんと会ったら高いレストランに連れてかれた。お代は割り勘。「ここのご飯おいしいんだよね〜」と言っていた。は?私が自分の給料で節約節約の毎日を送ってるというのに、あんたは親の金でランチ?ふざけんな。でも文句を言うとまたヒステリーを起こすから私はじっと黙っている。おねえちゃんと別れて家に帰ると、親に電話する。おねえちゃんと会ったと話すと嬉しそうにする。こんなになっても、親はおねえちゃんが可愛いのだ。たぶん私よりも。
おねえちゃんも辛いと思う。最近30歳を超えて、将来が不安で眠れないらしい。親は先にいなくなる。私も不安だ。老後、歳をとって私とおねえちゃんだけが残されたら、どうすればいい?自分で生活できないおねえちゃんの面倒を私がみるの?一生?
なんでこうなったのだろう。実家にいた頃、私とおねえちゃんはとても仲が良かった。二人で深夜アニメを見たり、v系の動画を見たり、地方公演のライブに行ったり。バンドの趣味はあんまり合わなかった。私はムックとか雅が好きだったけど、おねえちゃんはアリスとかキラキラした系が好きだった。一緒にキャーキャー言いながらライブ動画を見ていた。おねえちゃんは変わってるけど好きだった。背が低くてちょっとぽっちゃりで顔は私より可愛いし、背がでかくて痩せてて口の悪い私と正反対だった。おバカだったけど、私の成績が良いのを自慢にしてくれていた。何の問題もないと思っていた。この前、実は高校でトラブルを起こしたり、不登校気味になったり、コースを変えたり色々あったと聞いて驚いた。私は部活やら塾やらでいつも帰りが遅かったせいか、全く知らなかった。
おかあさんの胎内で命を終えた「おねえちゃん」がこの世にいたらどんな風になっていただろう。今の「おねえちゃん」がテニスボールの大きさで心臓を止めていたら、私はいま、仕事だの彼氏だの、そういう普通の悩みしか抱えていなかったのだろうか。
ああもう、何を言いたいのか完全に内容を見失ってしまったけど、とりあえず「おねえちゃん」への、何て言うんだろう?愛憎?たぶんまさに「愛憎」がブチブチと腹の中で煮えくり返ってどうしようもない。
これが最近の、ここ半年の、たぶんこの先も一生付きまとう、私の最高の悩みでした。
ちゃんちゃん。
*これはフィクションです。
ドタキャン
今日の予定をドタキャンしました。ごめん。でも頭が痛くて憂鬱でとてもオシャレして都内に出られる状態じゃなかったんだよ。
6月中のメモ
映画「こどもつかい」
ひとりで観に行ったのだが、まっっったくもって怖くない。ホラーではない。コメディに近い。チャイルドプレイ系。あまり酷評はしたくないけどつまらなかった。つか何でこの脚本でいこうと思ったのか関係者に聞いてみたい。
本「サイコパス」
新書なのだが本屋で目を引いたので購入。ライトな内容で知識のない人間も普通に読める。面白かった。サイコパスな人間の脳機能に関する章が非常に面白くて、ある意味で障害の一種なんだなあと思った。最後の「あなたの周りのサイコパス」でオタサーの姫とかママカーストのボスとか出てて吹いたけど、案外私の周りにも数人いるのかもしれない。
雑誌「日経ウーマン」
貯金術について書いてあったので購入したのだが、私もついに日経ウーマン買うようになったのかぁとしみじみした。それにしても出て来る人の貯蓄額がえげつなくて、これ無理だろ…と一般人はドン引き。月の交際費5000円って、月に一回しか遊びに行かないの?土日何してんの?まぁこういうのは考え方を改める雑誌だから、少しでも無駄遣いしないよう気を付けなきゃと思たら成功なのかな。
本「幻屍症」
帯の「地獄の孤島で生き残れ」に惹かれて購入。絶海の孤島とか閉鎖された山村ものが大好きで。話はまあまあで1日で一気読みした。文章というか登場人物の話し言葉がかなり今時で、私はそれが苦手なのでちょっと辛かった。しかし、未来の日本で労働者の生産てのは必要なのか?AIとか機械化が進んで単純労働者はいらなくなるのでは?と思ったり。むしろ頭の良い人間を英才教育とか遺伝的に造り出す施設の方が現れそうだけど。外の世界がどうなってるのか気になったので、続きが出てるのかなーと思ったら一冊完結だったらしい。「不死症」は続編じゃないのか。
…さて。食料買い込んだら引きこもろう。
ボーナス使い果たして消えたい
ご無沙汰しておりました。7月です。
スーパーメンヘラ記事を書きますが、ここ最近のメンタルヘルスがやばい。心の風邪ってやつか?以下、現時点の自分をメモする意味でのブログ。
表記の通りボーナスが入りましたが、自分に嫌気が差してどうしようもない。ボーナスでそれなりにまとまった額が入ったので、諭吉を数人握りしめて「仕事頑張ったし何かご褒美を買おう」と都内に出かけたものの、買いたいものが一切思いつかず呆然とした。結局30%オフの夏用パジャマ2着だけ買って家に帰った。しかも帰りにトイレットペーパーが切れていたのでドラッグストアで購入したんですが、いつもシングル巻きなのを間違えてダブル巻きを買ってしまった。以前テレビで「シングルでもダブルでも使用するペーパーの長さは同じ」というのを見てから、シングルのが節約になるとシングルを買い続けているんです。それがやたらショックでトイレ行く度「クソ!」と思う自分にもう嫌気が差して、普通に金もらってんのに、ボーナス出てんのに、トイレ行く度ペーパーのこと後悔してんのマジバカみたい。ってかみっともない。
しかも今日シャワー浴びていたら排水溝が詰まっていた。蓋を開けるとナウシカ並みの腐海が広がっていて呆然とした。いつも風呂上りに壁とか床とかキレイに拭いてて、風呂の中はピカピカなのに、排水溝はまったく掃除をしていない。ほんと自分を体視していてガッカリした。ガッカリついでに涙が出てきた。見た目ばかり気にして中身は何もない。空っぽで汚くて腐海が広がっている。
最近、同棲するとかいう話が出てきた。私が仕事の関係で関東県内だけど引っ越すことになり、これを機に一緒に住むかという話になった。歳も歳だから結婚もそれなりに意識しているのだが、それがまたたまらなく不安だ。何が不安って、相手の性格とかではなく完全に「金」が不安。相手は正社員ではあるものの小さな零細企業に勤めていて、定年まで働けるのか分からない。給料も高くはない。むしろ私のが高い。私が共働きすればいいけれど、うちの会社はバリバリの男社会で、女は基本的に出世できない。女性はほとんどが係長のまま定年を迎える。昇給しない。不安で不安でだからといって別れても次の人が現れる気がしない。今までの長い人生の中で唯一まともに好きだとか嫌われたくないとか思えた相手だ。別れたくはない。でも結婚は怖い。そして私はネットで「貧乏」とか「借金」とか検索して、お金で苦労している人のブログを読み漁っている。この人よりは世帯収入は高い、とか考えて少しでも安心感を得ようとしている。最悪のクソだ。
なんかもうほんとに自分の人生を生きていないような気がする。毎日毎日同じことの繰り返しで、あんなに死ぬのが怖かった自分が今や「あー死んでもいいかなー」とか思ったりしている。寝る前にベッドの中で目を瞑りながら「飛び降りてもいいかなあ」とか思っている。ブラック企業に勤めてるとか、イジメに遭っているとか、失恋したとか、そういう「死にたくなる」ような出来事は何もないにも関わらず。死ぬんならせめてボーナス使い果たして欲しいもの買えばいいのに。ボーナス入っても生来の貧乏性のせいで何も買えず、そういえば腕時計が欲しいのに、今日お店で見たのは高すぎて買えなかった。高いと言っても2万とか3万円だ。アラサーが持つには安っぽい位だ。それすらも買えない。だからといって貯金があるわけでもなく、大して欲しくもなく必要もない安物をちまちま買っては家計簿をつけて「使い過ぎた」と言ったり、断捨離だ!と息巻いて大量に捨てている。
なんでだろう。年々酷くなっている気がする。この前の武道館のライブ、結局行けなかった。当選したのに決済を忘れていた。こんなの初めてだ。だけど出張続きで疲れてしまい、一般でも買わなかった。ごめんなさい。唯一しがみついていたものだったのに、疲れて応援できなかった。当選して払わなかった人は今後チケットが当たりにくくなるって書いてあって、今まで積み上げてきたものが壊れた気がしてる。誰も何も言ってないのに、勝手に見捨てられた気がしてる。置いて行かないで欲しい。って最早ただの執着だ。
頭がボーっとしてるけど、仕事を頑張らなくては。納期が近づいている。月曜は謝罪のメールを送らなければ。報告書を修正しなければ。日程調整をしなければ。後輩にニコニコ話しかけなければ。上司や先輩の話をニコニコ聞かなければ。友達や付き合っている相手にニコニコしなければ。くだらない不安は自分で解決しなければ。誰も助けてくれない。だってこれは自分の人生で私の抱える問題なんだから。
どうすれば浮上するのか分からない。昔に戻りたいしか言えない。
映画 スプリット
土曜の16時から近くの映画館で観てきました「SPRIT」。おひとりさまだったので、土曜の混み合う時間でもカップルとカップルの間のポツリと残された一座席に収まることができました。しかもドセンで観やすい。
あまり詳しくないので特に洋画は監督名を言われても分からないことが多いのですが、かの有名な「オーメン」の監督ということで楽しみにしてました。どんでん返しがくるぞと。ストーリー見ただけでもテンション上がるぞと。
以下、ネタバレ感想
もはやカオスすぎてネタなのかガチなのかさっぱり分からなかったけど、個人的には面白かった。女子高生が精神分裂病の男に拉致される話ですが、男の主治医(老女)がスカイプ講義で「多重人格者は人格ごとにアレルギーが出たり、筋力が変わったり、肉体を変化させることができる…私は彼らこそ超能力の持ち主ではないかと思っている」と謎の発言を始めたり、ヤバそうな人格「ビースト」の存在が匂わされたり、だんだんカオスな方向に進んでいきます。
ビーストは存在するのか?一体どんな人格なのか?とドキドキしていた観客の中で、一体誰がマジで文字通りビーストが登場すると思ったのでしょうか。ビックリしたというかドン引いた。いきなり精神分裂病の男がMARVELみたいな超人化して線路上をダッシュしたり金網をよじ登ったりし始めるから完全に置いてかれた。
ラスト付近は完全にビーストVS幼少期に狩りを習ってたトラウマ持ち女子高生のアクションバトル映画化してた。陸上選手のようなフォームでダッシュするビーストがちょっと面白かった。笑っていいのか分からない場面がたくさん。でも普通に楽しめた。
以下、つらつら気になった点
ビーストの怖さを語る場面で「垂直な壁でも傷さえあればそこに指をかけて登ることができる」を全然関係ない場面でいきなり実行されて、ここは思わず吹き出した。やられた。
ビースト化する場面で、電車のホームに花束を置いて、その後無人列車内でいきなりビースト化したのが謎だった。伏線あった?電車と何か関係あるの?
街中でビースト化するならわざわざアジトに戻って監禁してる女子高生を襲うんじゃなく、街中の人間を襲えばいいのにと思った。無価値な人間を粛清するとかいう理想を掲げてんなら特に。しかし結局は小心者で外で傍若無人に振る舞えないとこがこの男っぽくて面白いと思った。
オチの「監禁されていた場所は動物園の地下でした」、は「おおおおお」と感動した。このオチは素晴らしい。ドキッとした。
特に前半の監禁シーンはホラーぽくてドキドキする場面も多かったのですが、一番怖かったのは男の幼少期のトラウマシーンで、虐待する母がベッドの下に隠れる男に「出てこい!!!」と怒鳴るシーンだった。一番怖かった。
続編が出るのか、ラスト伏線が張られてて素直に楽しみだと思いました。
あふれでるB級感が楽しいサイコホラー、気になる人は見て欲しいです。続編は2019年らしいです。ながっ。
誰が!当たったというの!
小箱ツアーで目黒鹿鳴館とか!誰がチケット取れるというの!もちろん外れたわよ!2枚申し込んだのに!
哀愁と!アンティークと!痛み!ぜんぜん葬れないじゃないの!!!!
せめてワルツだけでも聞かせて欲しかった。あーあ。当落メールが12時20分くらいに届いて、サーバが繋がらず仕事中にトイレで連打して確認したところ見事な落選。あーあ。
最近いいことないなぁ。
ここしばらく新人さんの面倒をみているんだけども、とんでもなく面倒くさい。入ったばかりの頃なんて私だって産まれたての子鹿状態だったんだから仕方ないよな、がんばろ、優しく優しく…とは思いつつ、なんでだよ!なぜそれをする!とちょいフラストレーション。
ふう。
このところちょっとイラつき気味でして、付き合ってる相手にも若干冷たい返事をしてしまう。だって私が毎日残業して働いてるのに向こうは楽しそうに平日にマッサージとか行ってるんだよ、ちょっとムッとしてしまうのはしょうがないと思いませんか。はぁ。
せめてチケット当たったら明日も頑張れるのになぁ。あーあ。悲しい。
新宿で映画「美女と野獣」
昨日は会社の歓迎会があったのですが、新入社員の若さにドン引き。飲んで酔ったのかも知れないけど、上司先輩いる中同期で固まって彼女や彼氏の話題でキャッキャしてて、それはダメでしょ…と思った。でも今思うと私も似たようなものだったかもしれない。
今日はあいにくの曇天でしたが、新宿へ「美女と野獣」観てきました。年上のお友達と。
以下、感想
とても良かったです。ストーリーというより、映像の美しさとミュージカル感とファッションの可愛さで大満足。過去のディズニー実写化の中で一番ディズニー感があった。パレードみたいな。
話はなんか「サークル内であの2人くっつけようぜ!」みたいなノリで想像より軽い感じだったんですが笑、面白かったです。王子は単に主体性がない人間で、周りに流されて悪ぶったり、拗ねたり、子供っぽいだけなんだと感じました。今後はベルに尻に敷かれるんだろうなぁ笑。反対にベルはしっかりしてて格好良くてよかった。
しかし不満点をあげるとしたら、野獣の顔が思ったよりイケメンだった。ビジュアル的な縛りがあったのかもしれないけど、もっと不細工な野獣にすればよかったのに。
その後、母の日のプレゼントを購入し、帰宅。楽しい一日でした♪