ここは地獄ですか?

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有終の美

新年度が始まりました。

桜も散りました。今年は夜に近所の公園をウロウロしただけで終わりました。缶ビールとイカ持って近所の川沿いの公園に行き、大音量で音楽鳴らしてる女子高生見ながらクッチャクッチャしてただけだけど。


先月、出張で九州にいきました。年度末ギリギリでなんか航空券高いし、混んでるし、仕事早く終わって空港のフードコートで3時間待機という苦行やらされたし、ヒール履いたら足死ぬし、しかもタイトスカートで歩きづらいし、マジヤバカッタ。

そこで、まぁ色々と進行中の案件が終わる話をしていたのですが、「有終の美」というワードが出て来まして、普段の自分だったら知るかボケ!有終飾るために苦労すんのはこっちだろ!と毒吐いてたのですが、今回は何故か「ああ、それも良いかもなぁ」としみじみしてしまいました。

終わるのは分かってるけど、美しく終わりたい。なかなか綺麗事ですが、良い言葉じゃないか…と思ったり。



仕事関連でもうひとつ。

私は雑誌が好きで、よく買います。アラサー向けのファッション雑誌から日経WOWANみたいな情報誌まで適当に気に入ったのを買ってるのですが、その中でキャリア紹介してる記事にちょっと感動した。

大企業に入社してキャリアアップして苦労したけど今、仕事楽しいです(キラキラ)みたいなやつで、いつもはふーんって感じで読んでるんですが、その中で「私は自分を男と同じ考えをするタイプだと思っていたけれど、それは間違っていた。私は女でしかないし、女にしか出来ないやり方で仕事をすることにした。男と同じようにやろうとしては本来の力の70%しか発揮できなかっただろうし、今の地位にいることもなかった」みたいな文章があって(曖昧ですが)、それにちょっと感動というかハッとさせられた。

自分は男的な思考回路の持ち主だと思ってて、というか必死にそう言い聞かせてて、男だらけの職場で頑張って来たけど、私はどう頑張っても女でしかないし、考え方も女なんだと認める時期がやってきた。というか、もうそろそろ限界だわ。

女的な考えしかできないんだと認めて、女にしかできない方向に活路を見出すべき。

男にはなれないし、男みたいになりたくても結局女なんだよな。ドロドロした女社会とかSNSとか嫉妬とかバカじゃないの、と見下してて、中性的な人とかボーイッシュな格好に憧れてて、化粧した綺麗な男が好きで、でも結局私はそのどれにもなれない。ただの疲れたアラサー女なのが現実。


非現実的なものに憧れて、自分は他の女とは違うと思ってるけど、実際は明日から仕事かよ行きたくねーと缶チューハイ飲みながら肌荒れ治んないかなと思いつつテレビ見てる、日本全国に何万人いるんだってくらい量産されたアラサー女の一人。はい、現実。