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ここは地獄ですか?

好き 映画/本/MUCC/女王蜂/お酒と甘いもの

平山夢明 「ダイナー」

金曜の夜に読み始め面白くてまさかの一気読み。23時前からスタートして3時過ぎに読了。

以下、かなり個人的な感想でネタバレ↓

 

「DINNERダイナー」平山夢明

初め3話位まではバイオレンスでナンセンスな感じの小説(イメージとしてはコインロッカーベイビーズとかさらば雑司が谷とかみたいな)だったのに、途中から

あれ?なんかカナコ良い感じだぞ…

炎眉が登場した辺りからまさかの恋要素にテンションが上がる…

外国みたいなイメージだったのにいきなり組が出てきて日本感がアップしたな…

ちょ、オヅの娘のとこで涙ぐんでしまった…

おいおい九十九ってアレじゃん、吹いちゃったじゃん…

えええええそんないきなりハードボイルドな、愛した女を命懸けで守る展開!?

…そして大団円?の素敵なラスト…。

 

いやー、こんなに面白いとは失礼ながら思わなかったです。平山夢明さんは「独白するユニバーサル横メルカトル」がちょっとハマらず、グロバイオレンス&シュールな小説は割と好きだけど、あまりにもストーリーが無くてぶっ飛んでるのは苦手だなぁ…と思っていたのですが、ダイナーはまったく別物でした。良かったです。

登場人物のキッド(淫売祖母と母の元でとんでもない虐待を受ける)だの炎眉(カルトにハマった親にとんでもないものを食べさせられ続ける)だのスキン(ママとの歪んだ愛憎劇の末とんでもない押してはいけないスイッチを抱える)だのが精神グロと肉体グロを撒き散らしてるので、途中途中に出てくるグルメ描写がグロっぽく見えてしまってたのですが、後半は暴力性が薄まりただの夜食テロに。ハンバーガー食べたくなる。

個人的に良かったシーンは、オヅが末期ヤク中の娘(ホームレス相手の百円淫売レベルの落ちっぷり)をキャンティーンに連れてきてボンペロの絶品バーガーを無理やり食べさせようとする所。ちょっと涙ぐみました。あとラストのドンパチシーンでカナコが料理をする所。ボンペロ格好良すぎました。そして終わり方が昔の映画みたいですっごい好き。

よく考えるとカナコもボンペロもクズ人間の仲間なんだけどね…笑

それにしても、キッドはもう少し何とかならなかったのかな…あんまりにも…あんまり過ぎる気がする。炎眉はあれでも救いのある最期だったけどさあ。今まで色んな本とか漫画とか読んできて、いろいろ酷い過去持ちの登場人物をみてきたけど、ダイナーの面々はその中でも確実にトップ入りする。

 

思わず翌日土曜にまたモスバーガーに行ってしまった笑 いつもチキンバーガーを頼むんだけど、ダイナーのせいでパティが食べたくてモスバーガー。…なんか玉ねぎがすっっごい辛くて辛くてちょっと微妙だったんですが…精神的には満足です♪

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